第1号 
 

レジオネラ

  この度、株式会社 東洋環境分析センターで新聞を発行する事となりました。今回は第1号といたしまして今話題の、レジオネラ属菌について取り上げてみました。
今後定期的に発行していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

レジオネラ属菌 Q&A
Q レジオネラとは?
A レジオネラとは自然界の土壌や淡水に生息しており、現在41菌種が認められています。
これらを総称して、レジオネラ属菌と呼びます。
レジオネラ属菌が体内に侵入すると、レジオネラ症という病気を引き起こす可能性があります。 これは、早期に適切な治療を行わないと死亡することもあり、厚生労働省では第四類感染症に指定されています。
Q レジオネラ症とは?
A レジオネラ症には,レジオネラ肺炎とポンテアック熱と2つの病型があります。
レジオネラ肺炎は7〜10日の潜伏期の後に発熱、全身倦怠、疲労感、頭痛、筋肉痛などの症状があり、多臓器不全を起こして発病後1週間以内に死亡するケースもあります。
ポンテアック熱は、自然治癒型でインフルエンザに似た症状です。症状は、レジオネラ肺炎に似ていますが死亡例はありません。
Q レジオネラ症の感染経路は?
A レジオネラ属菌は、藻類や他の細菌の代謝産物を利用したり、アメーバ類などの原生動物と寄生関係にあります。 この為、水を循環利用していて、水温が25〜43℃の浴槽やクーリングタワーなどがレジオネラ属菌の繁殖に都合がよく、 レジオネラ症の感染源になりやすくなります。 主に汚染されたエアロゾル(固体又は、液体の微粒子が空気中に分散して長く浮遊しているもの)の吸入によって感染しているようです。
Q レジオネラの検査をしたい時は?
A 当社では、採水から分析まで行っておりますので、お近くの営業所までお問合せ下さい。


☆編集後記☆
  最近はいろんな所で 「レジオネラ菌」 という言葉を耳にします。施設によっては、結果報告書を掲示してますので、機会がありましたら、探してみて下さい。
《u-emi♪》