平成22年10月発行
 
  第106号
 
〜食品衛生検査を実施していますか?〜

猛暑だった今年の夏も終わり、朝夕少しずつ冷え込み、いよいよ食欲の秋到来です。
月刊東洋第104号では、食中毒についてのお話でしたが、今回の第106号では弊社で実施している
"食の安全・安心のため"の衛生的な環境づくりについてご紹介したいと思います。

  

衛生的に優れた品質の食品を生産するためには・・・  

@安全で衛生的で品質の良好な原材料を使用する
A食品取扱者を含めて清潔で衛生的な作業環境を確保する


食品衛生の一般原則8項目(コーデックス委員会)
T.原材料の生産
U.施設と設計と設備
V.食品の取扱管理
W.施設保守と衛生管理
X.人の衛生管理
Y.食品の搬送
Z.製品の情報と消費者の意識
[.食品取扱者の教育訓練

  B食品の取り扱いにより危険発生を防止する
「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に
関する指針」(厚生労働省2004.2.27)

環境項目
チェック欄

下処理、加熱料理、盛り付け場所は、区別されているか。
料理場、および周辺の清掃、整頓はなされているか。
料理場の窓、出入り口等の開放はしていないか
施設設備の故障・破損はないか。
各作業区域ごとに手洗い設備があり、石鹸・消毒液・爪ブラシ・紙タオルを備え常に使用できるようになっているか
現場での具体的点検項目にしたものが
チェックシートになります。


食品衛生検査内容は・・   
施設衛生調査
  施設衛生調査員が施設を訪問し予め設定した基準に従って施設内の構造物・設備・器具などの
衛生状態や作業環境の点検を実施します

 
    店舗・厨房調査   

自主管理基準に従って店舗・厨房が衛生的に保たれているか、
食材が適切に取扱われているか等の衛生検査を実施します。

     工場検査  
 

原材料の入荷から製品の出荷までを自主基準に基づ
き評価する目視による環境の調査や従業員の方への
環境管理のフォローアップも行います。

 
拭き取り検査
施設内の設備・調理器具等及び作業者の手指等の微生物検査を実施することにより、洗浄・清掃が行われているかについて評価します。
食品食材微生物検査

施設内で使用する原料及び製品について微生物検査を実施します。定期的に行うことにより食品の安全性を確保します。
菌が生えた状態の一般生菌数の写真です。



    衛生調査の結果をもとに、従業員の方々に対して
弊社にて衛生講習会などもおこなっています。
 
   
株式会社 東洋環境分析センター
この機会に一度、
食品衛生検査を行ってみませんか?

株式会社 東洋環境分析センター