平成17年10月発行
 
 第40号 
 

解体・改修工事におけるアスベスト濃度測定

濃度測定・サンプリングポイント・測定方法の参考資料

(1)アスベスト処理工事における濃度測定《公共建設改修工事標準仕様書より》
測定時期 測定名称 測定場所 測定点 備考
処理作業前 測定1 処理作業室内 各2点又は3点 (注)1
測定2 調査対象室外部の付近 計2点 大気
処理作業中 測定3 処理作業室内 各2点又は3点 (注)1
測定4 負圧・除塵装置の排出吹出し口 出口吹出し風速1m/sec以下の位置各2点  
測定5 処理作業室外 4方向各1点(敷地境界)  
処理作業後
(シート養生中)
測定6 処理作業室内 各2点  
処理作業後
(シート撤去後1週間以降)
測定7 処理作業室内 各2点又は3点 (注)1
測定8 調査対象室外部の付近 計2点 大気
(注)1 各施工箇所ごとの壁面積が50m2以下までは2点、300m2以下までは3点とする。 300m2を超えるものは、監督職員と協議する

(2)サンプリングポイント ※別紙参照
A 敷地境界の測定 B 負圧・除塵装置の排出口の測定
(作業前後の環境測定)
C 作業処理室内の測定 D 個人ばく露測定

(3)測定方法
  A
測定1,2,4,6,7,8
B
測定3
C
測定5
D
個人ばく露測定 <推奨>
計数機器 位相差顕微鏡 同左
メンブレンフィルタの直径 φ25mm φ47mm φ25mm
試料の吸引流量 5L/min 1L/min 10L/min 1〜2.5L/min
試料の吸引時間 120min 5min 240min 労働時間中
試料の透明化 アセトン−トリアセチン法又は、シュウ酸ジエチル法 同左
計数条件 総アスベスト繊維数200本又は、視野数 50視野 同左
計数アスベスト 長さ5μm以上、幅3μm未満 長さと幅比3:1以上 同左
定量限界 0.5f/L 50f/L 0.3f/L -

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