▼ 従属栄養細菌 |
従属栄養細菌は、有機栄養物を比較的低濃度に含む培地を用いて低温で長時間培養し、集落を形成する全ての細菌を算出することで測定します。そのため、生育に有機物を必要とする多様な細菌を検出することができます。
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○従属栄養細菌と一般細菌の比較 |
従属栄養細菌は、有機栄養物を比較的低濃度に含む培地を用いて低温で長時間培養し、集落を形成する全ての細菌を算出することで測定します。そのため、生育に有機物を必要とする多様な細菌を検出することができます。
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培地 |
有機栄養物 |
培養温度 |
培養時間 |
検出される細菌 |
基準値(CFU/mL) |
従属栄養細菌 |
R2A寒天培地 |
低濃度 |
20±1℃ |
7日間 |
生育に有機物を必要と
する多様な細菌 |
2000(目標値) |
一般細菌 |
標準寒天培地 |
高濃度 |
36±1℃ |
24±2時間 |
水中の細菌の一部 |
100 |
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従属栄養細菌は、本質的な水中細菌数を表現でき、また培養方法が確立しているなど、水道施設の清浄度の劣化を端的に表現する指標として優れています。一方、現在水質基準で採用されている一般細菌は、従属栄養細菌と比べ感度が劣るものの、従属栄養細菌との量的相関が認められること、培養技術が確立していること、培養時間が短いことから、当面は水質基準項目として据え置くことが妥当であると考えられています。 |
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▼ フィプロニル
フィプロニルとは、国内推定出荷量が年間50トンを上回る物質で、殺虫剤として農薬に用いられています。また、近年では「ゴキブリ駆除剤」や「犬・猫用ノミ・ダニ駆除剤」として広く使用されている様です。 |
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