次亜塩素酸ナトリウムと温度の関係 |
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先述したように、次亜塩素酸ナトリウムは常温でも自然分解するため、その保管日数も水道水中の塩素酸濃度を決める大事な要素となります。
右グラフは、保管温度20℃と30℃における最大塩素注入率と最長保管日数の関係をシミュレーションしたものです。このグラフから、塩素注入率を10mg/Lとする場合、薬品基準0.4mg/Lに適合するためには、保管温度を20℃とした上で納入後2週間以内程度の薬品を用いることが必要であることが分かります。(★印参照) |
☆ 水道水中の塩素酸濃度を
低減するための対策
*塩素酸濃度の低い(高品質の)次亜塩素酸
ナトリウムを使用する
*次亜塩素酸ナトリウムの保管温度を低温
(20℃程度)に保つ
*1回あたりの購入量を少なくし、保管期間を
短縮する
*保存容器(タンク等)を清潔に保つ |
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‹最長保管日数と最大塩素注入率の関係※2› |
塩素酸の薬品基準 0.4mg/L
納入時有効塩素 12.5%
納入時の次亜塩素酸ナトリウム中の塩素酸濃度 4000mg/L
比重 1.15 |
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※2 厚生労働省健康局水道課による
「水道施設の技術的基準を定める省令の改正
(塩素酸の薬品基準)」の意見募集資料より抜粋 |